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日本製ケータイが中国で大人気?の謎 

 2009/01/13 Tue 17:39:56  E d i t
こんにちは、アジアモービルワークスです。

1月13日付ネット上の記事に「ケータイ大量盗難の流出先? 日本製最新機種の人気ぶり、中国の実態」という記事が出ました。

実は、駅売りの紙面でも昨年末にもほぼ同じ内容の記事が掲載されていましたが、かなり的外れな気がしています。

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▼中国で携帯は持つ人のステータスを表している。月給の倍の端末も平気で買う。特に日本で売っているものは信頼できる。ある意味、神格化している

▼日本の機種はそのままでは中国規格のSIMカードが入らないため、中国の販売店周辺にいる“改造屋”がサッと中国仕様に変える

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特に二番目の記述、年末に出た新聞記事では、「中国規格のSIMカードはサイズが違うため、店周辺の改造屋が本体の差し込み口を中国仕様に変える」といった首を傾げざるをえない記述がありました。これは、さすがに誰かからの指摘があり、サイズの話は消えたのだと思いますが…

それにしても、中国ではSIMカードのサイズが違う???

う〜ん、一体何を見たのでしょうね。

記事の通り、関東地区で盗まれたソフトバンクやドコモの携帯端末が、ハンドキャリーで中国に流れている可能性は否定できません。

一番の疑問は

ドコモ、ソフトバンク両社は本体識別情報から盗品の利用を停止する対抗策を取る

という部分です。

販売店から盗まれた携帯端末には、誰かが回線契約したSIMカードが付いていたのでしょうか?

ご存じの通り、日本の携帯も近年SIMカードを採用するようになり、端末側にSIMロックがかかっていたとしても、回線契約と端末は「分離」できることへの理解は徐々に深まっています。

SIMカード込み、つまり誰かの名義で開通している携帯が盗まれたのなら、話は分かりますが、販売前の携帯、回線契約の無い状態(=SIMカード無し)なら、そもそも電波を掴まないワケで、通話も通信も出来ません。通話も通信も出来ない端末を、どうやって利用停止にするのでしょうね?

※販売店さんのバックヤードが判りませんので、もし事情が違っていたらご指摘下さい

日本製携帯端末が「神格化」され、あたかも中国全体で大人気で、中国の人たちみんなが日本製の端末を欲しがっている。そして、ドコモやソフトバンクに料金を払わないでタダで使っている人たちがいるかの様な印象を読者に与えてしまいます。

少なくともここに関しては全くの間違いです。

日本での回線契約の無い端末だけが、中国に流れているということだとしても、中国全体の携帯回線の加入数(ポストペイド・プリペイド)を考えると、端末の流通量は数千万単位。

仮に盗品の全てが中国に流通したとしても、千個単位です。何かのランキングに入るような人気になるとは考えにくいです。

実際、中国の携帯業界の友人達に聞いても、日本製がどうしても欲しい人とか日本製マニアみたいな人を見たり聞いたことがありません。

中国国内メーカー、ノキアやサムソンといった国外勢も、中国の国内事情や中国ユーザーの使い勝手に合わせた製品をドンドン市場に投入しています。圧倒的にそちらの方が大勢を占めており、日本と同じ仕様の端末はごく一部の人達にしか受け容れられない。

何年か前に「折りたたみの薄型でデザインがいい」という意見は耳にしたことがありますが、「日本製だから性能が良く、高くても中国で大人気」という、まとめ方は大間違いです。

中国在住の日本人には受け容れられるかも知れませんが、何れにしろ、一握り、いや、ひとつまみのマーケット、そんな気がしています。

最後までお読み頂きありがとうございました。


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